株式会社 あじかん様

ラジオ番組制作事業

開発秘話をすべて聞き出しシナリオに

リスナーの興味を引くシナリオを作るために、いつも重視しているのが情報を集めるためのヒアリングです。あじかん様のケースも、事前にお客様の事業内容から、ごぼうの成分・効能まで調べ尽くしてヒアリングに臨み、開発プロセスをとことん聞き出した上で、シナリオを制作しました。
その中で特に注目したのは、ごぼう茶の味に関するお話。ごぼう茶と聞くと、ごぼうのイメージが強く、「飲みにくそう」というイメージを持つ人も少なくありませんでした。
あじかん様は、食品会社として飲みやすさにも、とてもこだわっておられたのです。
香りが強く、味わいが深いことで知られる青森産と茨城産のごぼうを独自にブレンドしたり、焙煎方法にはプロのバリスタの方のコーヒー技術を応用したり。今の味にたどり着くまでに、非常に長い開発期間をかけられていました。その上、赤ちゃんにもやさしいノンカフェイン。
広告宣伝をパッとみただけではわからない、こうした商品のバックストーリーをふんだんに取り入れることで、リスナーの心を掴んでいきました。
▼匠の技チャンネル「ごぼう茶で便秘解消！株式会社あじかん様」

 

海外進出サポート事業

現地の文化に合わせた切り口でPR

あじかん様では、「これまで海外販売にトライしたことはあるけれど、なかなかうまくいかない」というお悩みもお聞きしたため、シンガポールでのテスト販売もサポートさせていただきました。
実は、「お茶といえば紅茶」の東南アジアでは、なじみのない日本茶は、あまり売れない、という市場背景がありました。
しかし、ごぼう茶は、同じお茶でも便秘改善などに効果のある「健康飲料」。売り方次第で関心を集められるのでは？とピンときたのです。現地スタッフも「可能性を感じる」と、前向きな反応をしてくれたので、テスト販売をお勧めしました。売り場では、ごぼう茶の効能に加えて、品質の高い日本ブランドであることをしっかりと伝えられるよう、POPづくりや現地の店員によるプロモーションに注力。結果、多くの方々の興味を引くことができました。
 

響くプロモーションでテスト販売を成功に

このプロジェクトの成功ポイントは、ずばりプロモーションです。それまで、あじかん様は、ある日系百貨店で海外進出にトライされていたのですが、高級商品が多い百貨店での販売という売り場のミスマッチ、ただ棚に置かれているだけの提案のない売り方から、現地の人々と接点が作れず、興味を引くこともできずにいたのです。日本のデパートの催事でも、店頭スタッフが必死にPRしないと関心を持ってもらえないように、海外でもプロモーションは必須です。紅茶以外のお茶への興味が少ない現地の方に、いかに響くプロモーションを行っていくかが海外販売の鍵であることを、改めて実感したプロジェクトでした。